インターフェロンβを豊富に含む卵を産ませるのに成功!

2017年10月、CNN日本語版からの記事です。

日本の研究チームが、がんの治療にも使われている

インターフェロンβを豊富に含んだ卵を産ませることに

成功しました。

インターフェロンβを安く大量に作れることに!

 

ウイルスの増殖阻止、細胞増殖の抑制、免疫系や

炎症の調節などの働きをするサイトカイン(タンパク質)

の一種であるインターフェロン。

抗がん剤としてのインターフェロンβは、

膠芽腫、髄芽腫、星細胞腫などの脳腫瘍や

皮膚悪性黒色腫(メラノーマ)の治療において

腫瘍細胞の増殖抑制、および免疫細胞を

活性化する治療薬として使われています。

 

産業技術総合研究所、農業・食品産業技術総合研究機構、

およびコスモバイオ(バイオ研究関連総合商社)の

共同研究チームが、

『インターフェロンβを豊富に含んだ卵を産ませることに成功した』

として、現在学会発表の準備を進めています。

 

現在インターフェロンは、遺伝子操作により細菌や

培養細胞から大量生産が可能になっているとはいえ

まだまだ高価なのですが、

この方法で、卵白から得られたインターフェロンβの

安全性が検証され、従来の方法で作られたものと

同じ構造であることが確認されれば、

治療薬の価格は1/10以下に抑えられるのではないか

ということです。

 

このインターフェロンβを豊富に含んだ卵を

産ませるために使われた技術は、

NHKのクローズアップ現代でも放送された

『ゲノム編集』という遺伝子編集技術です。

 

このゲノム編集という技術は、これまであった

遺伝子組み換え技術とは比較にならないほど

安全面、確実性で飛躍的に進歩した技術なのです。

ゲノム編集でインターフェロン生産

今まで使われていた

遺伝子組み換え技術は、

元の固体になかった遺伝子を外部から導入する技術

で、何千~何万回トライしてようやく特定の場所に

目的の遺伝子を組み込むことができるという偶然性

に頼ったものでした。

(例としては、害虫に強いトウモロコシや油が多く採れる大豆など)

しかし、

ゲノム編集は、

外部から遺伝子を導入せず、狙った遺伝子の

特定部位で確実に変異を起こす技術

で、ピンポイントで思い通りの操作ができる

制度の非常に高い技術なのです。

 

この研究チームは、以前は遺伝子組み換え技術を使い

鶏に必要な遺伝子を組み込んでインターフェロンβを

多く含んだ卵を産ませようとしたのですが

結果にばらつきがでて上手くいかず、

その後、ゲノム編集技術を使ったところ、

正確に、安定的にインターフェロンβを作れる

ようになったそうです。

 

この『ゲノム編集』技術には倫理的な問題も

使われる対象によっては起こると思いますが、

今後注目すべき技術となっていくでしょうね。

 

当サイトでは、インターフェロンのような、

免疫細胞を活性化させる医薬品・漢方、サプリメントも

紹介しています。

⇒ 免疫細胞を増強するサプリメント・健康食品

⇒ 免疫細胞を増強する医薬品・漢方

コメントを残す