中国産『冬虫夏草』に抗がん効果なし!

2017年10月、国際的学術誌「Cell」によれば、

超高級漢方薬として有名な中国産「冬虫夏草」に、

抗がん成分は、全く含まれていないことが分かりました。

中国産冬虫夏草に抗がん作用はない

ヒマラヤ山脈の北側に位置するチベットの高地に

生息する冬虫夏草は、土の中で暮らすコウモリガという

蛾の幼虫に寄生するコルジセプス属の菌類です。

寄生した菌は、

幼虫の体内で菌糸の核を作り、季節になると

幼虫の頭部や関節から子実体をのばし、成長します。

 

中国においては、このコウモリガに寄生して子実体を

形成したもののみを「冬虫夏草」として認定しており、

古来より滋養強壮・精力増強剤として薬膳料理などに

用いられてきました。

その後、

1950年代に入って、冬虫夏草の中からコルジセピン

という物質が発見され、

1960年代に入って、そのコルジセピンという物質に

抗がん作用があるということが分かり、

非常に高額な値段で売買されるようになりました。

 

前置きはここまでとして、

今回の中国研究チームの衝撃の発表に移りましょう。

日本産と中国産の冬虫夏草の違いは

 

中国の大手ポータルサイト「網易」によると、

中国科学院上海植物生理生態研究所の研究チームが、

学術誌「Cell」で驚くべき発表をしました。

 

過去の研究で、オオコウモリガ由来の冬虫夏草には、

抗がん作用のあるペントスタチンや、がん化を抑制する

コルジセピンが豊富に含まれていると言われてきたが、

実際には、全く含まれていなかった!

というものです。

 

現在、市場ではキロ200万円ほどで取引されており、

冬虫夏草は中国の重要な輸出品ともなっていたため、

ショックは広がりそうです。

 

では、

『冬虫夏草』は全くがんに効かない

のでしょうか?

 

実は

日本で販売されている『冬虫夏草』には、

コウモリガ由来の『中国産の冬虫夏草』

カイコ由来の『日本産のサナギタケ』

の2種類があります。

 

他にも、寄生する幼虫や菌の種類により

いろいろな冬虫夏草があるのですが、

今回の研究で、

唯一

抗がん成分が確認されたのは『サナギタケ』だけ

でした。

 

もし、あなたががん治療の一助として、

冬虫夏草を試してみようと思っているのなら、

必ず、

産地はどこなのか? 日本?中国?

カイコの幼虫由来の冬虫夏草なのか?

を調べてみてから、ご購入ください。

 

調べるのが、面倒くさい方はコチラからどうぞ


飲みにくい錠剤や顆粒ではなく、濃縮液体なので、

飲み物に混ぜたりしても摂取できます。

もちろんサナギタケ由来の冬虫夏草製品です。

 

最後に、冬虫夏草の抗がん成分、

コルジセピン

ペントスタチン

について解説しておきます。

 

コルジセピン

当サイトのがん細胞を直接攻撃する医薬品・漢方

解説している「メトホルミン」と同じ働き、

すなわち

がん細胞のブドウ糖の利用を阻害し、エネルギー生産経路を止めて

がん細胞の増殖を抑制し、さらにはがん細胞を死滅させる働きがあります。

(具体的にはAMPKという酵素を活性化させ、がん細胞の材料である

タンパク質合成や血管新生を阻害します)

この冬虫夏草に含まれる「コルジセピン」は、

当サイトですすめるがん治療法である糖質制限食とも

相性の良い物質といえるでしょう。

ペントスタチン

抗がん剤(代謝拮抗薬)としても使われている物質です。

がん細胞は増殖するため、DNAの合成も活発に行います。

この合成に必要な材料に、核酸、葉酸などがあるのですが、

この、核酸、葉酸に似せた物質をがん細胞に取り込ませて、

DNAの合成ができなくしてしまおう

というのが代謝拮抗薬です。

ペントスタチンは、アデノシンやデオキシアデノシンに

働いて、DNAの材料を作り出す酵素を阻害します。

 

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