がんを90%近い確率で診断できる方法を発見!

2017年11月、千葉県がんセンター研究所は、

がんを90%近い確率で診断できる方法を発見した

と報道発表しました。

腫瘍マーカーより確率の高いがん診断法発見

 

千葉県がんセンターは、千葉県が運営する

がん診療連携拠点病院であり、

千葉県のがん治療の中枢的役割を果たしているところです。

ところがこの病院、

このところ

腹腔鏡手術による医療事故死が多発(2014年)

検体を取り違えて別な患者さんに誤手術(2015年)

診療報酬不当・不正請求22万件(2016年)

などの不祥事が立て続けに起きて、悪い評判が立っていたようです。

 

今回の発見は、この千葉県がんセンターの中で、

がんの予防とがん撲滅を目指して研究している

千葉県がんセンター研究所と、神奈川県立がんセンター臨床研究所、

株式会社レナテックとの共同研究で生まれました。

千葉県がんセンターとしても、面目躍如といったところでしょうか。

 

発見の内容は、

血清中の微量な元素の濃度を測定することにより、

90%近い確率で、早期にがんを診断できる

というもので、

第76回日本癌学会学術総会で発表されました。

*血清は、血液の上澄み成分

 

今回、この研究において

測定は、既存の工業用元素分析装置が用いられ、

測定時に使う薬品も少なく、

少量の血液から1日で診断できるため

従来法より安価で、患者さんの負担も少ないので

実用化に向けて研究がすすめられるようです。

 

この研究内容を詳しく述べると、

がんの種類によって、血清中の微量元素(17種類)

の濃度が微妙に異なり、これを正確に測定・解析

することでがんが診断できるというものです。

今回は

数ccの血液だけで、5種類のがん

膵臓がん、大腸がん、前立腺がん、乳がん、子宮体がん

について、高い的中率で診断できました。

同研究所では、さらに

胃がん、肺がん、卵巣がん

についても診断できるか検討しているそうです。

 

では、このがん診断で8~9割の的中率というのは

高いのでしょうか?それとも低いのでしょうか?

 

現在、がん検査で主流となっているのは、

ご存知のように、腫瘍マーカーと呼ばれるものです。

この腫瘍マーカーの的中率は

いったいどのくらいあるかご存知でしょうか?

 

前立腺がんで、25~50%

大腸がんでは、30% です。

擬陽性で一喜一憂した方もおいでになるのではないでしょうか。

しかし、この新発見の検査方法では、

前立腺がんで、89%

大腸がんで、83%

と高確率で診断できているのです。

 

また、

腫瘍マーカーでは、ある程度かたまったがん

がないと検査結果に影響を及ぼしませんが、

この検査法では、

元々体内にある元素を測定するため、

がんの早い段階でも診断ができるのです。

(いわゆる、がんもどきもみつけてしまう?)

 

研究所では、今後人間ドックへの導入なども見据えて

研究を進めていくそうです。

コメントを残す