がん補完代替療法(漢方)

がん補完代替療法(漢方の効果)

近年のがん標準治療において、

外科手術の入院期間は短くなり、

化学療法(抗がん剤治療)や放射線治療では、

通院しながら治療を続けるということも

多くなってきました。

通院治療や自宅での療養は、普段通りの生活ができ、

不安やストレスが軽減されるという方もいらっしゃれば、

標準治療による副作用がひどくなっても

すぐに病院に行けないとストレスや不安が溜まる方も

いらっしゃると思います。

 

こちらのページでは、日本補完代替医療学会が発行している

「がんの補完代替医療ガイドブック」にも載っている

『漢方』による補完医療について解説していきます。

漢方によるがん補完療法

漢方の目的と効用

数千年の歴史を持つ中医学理論に基づく漢方。

近年になって、ラットなどではなく人間による臨床試験で、

漢方薬(病院で処方される医療用の漢方エキス製剤)の効果が

科学的に証明されてきています。

 

漢方製剤は、漢方の煎じ薬を濃縮エキスにし、

飲みやすいように顆粒状などにしたものです。

一般用漢方製剤と医療用漢方製剤に分かれます。

一般用漢方製剤は、いわゆるドラックストアで購入できる

市販薬、大衆薬の漢方薬です。

医療用漢方製剤は健康保険が適用され、医師が処方する薬です。

違いは抽出される漢方成分の濃さの違いになります。

一般用が医療用に比べ効果が薄く、その分副作用も少ないが、

医療用は逆に効果が高いが、副作用にも注意が必要になるので、

医師の処方が必要になるわけですね。

 

漢方薬のがん治療における目的は、

1.化学療法、放射線治療の副作用の軽減

2.QOL(生活の質)の向上

3.がんの再発、転移の抑制

などであり、

直接がん細胞を攻撃する漢方薬はありません。

*「がんの補完代替医療ガイドブック」には記載されてませんが、

免疫細胞を増強すると言われる漢方薬もありますので、

興味がございましたら『免疫細胞を増強する医薬品・漢方

のページをご覧ください。

 

がん補完医療に使われる漢方薬

がんの補完代替医療ガイドブックで紹介されている漢方薬製剤を

楽天市場で購入できるリンクと共に紹介いたします。

しかし、今治療中の病院や、お近くのクリニックで

漢方を処方してくれるところがある方は、より効果の高い

医療用漢方を処方してもらうことをお勧めいたします。

 

大建中湯(だいけんちゅうとう)

対象となる症状

・腸閉塞、癒着障害

・手術後の腸管運動の麻痺

楽天市場で購入できる一般用漢方製剤

 

牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

対象となる症状

・リンパ浮腫(手術後、放射線治療後の腕や脚のむくみ)

楽天市場で購入できる一般用漢方製剤

 

六君子湯(りっくんしとう)

対象となる症状

・胃がん手術後の逆流性食道炎

楽天市場で購入できる一般用漢方製剤

 

半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)

対象となる症状

・抗がん剤(塩酸イリノテカン)による下痢

楽天市場で購入できる一般用漢方製剤

 

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

対象となる症状

・抗がん剤(パクリタキセル)による筋肉痛・関節痛

楽天市場で購入できる一般用漢方製剤

 

十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)

対象となる症状

・乳がんの抗がん剤+ホルモン療法併用による生存率改善

・肝炎ウイルスによる肝硬変に対する肝細胞がん予防

・進行胃がんの手術後の補助化学療法で、5‐FU経口剤との併用による生存率改善

楽天市場で購入できる一般用漢方製剤

 

漢方薬に関する注意事項

漢方薬は飲む薬なので、まずは飲むことができるかどうか。

お腹に届いて効力を発揮するので、

・胃や腸の手術を受けられた方

・抗生剤を服用したり点滴を受けている方

では効力の発揮具合に個人差がでます。

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