がん補完代替療法(鍼灸 しんきゅう)

がん補完代替療法(ハリとお灸の効果)

近年のがん標準治療において、

外科手術の入院期間は短くなり、

化学療法(抗がん剤治療)や放射線治療では、

通院しながら治療を続けるということも

多くなってきました。

通院治療や自宅での療養は、普段通りの生活ができ、

不安やストレスが軽減されるという方もいらっしゃれば、

標準治療による副作用がひどくなっても

すぐに病院に行けないとストレスや不安が溜まる方も

いらっしゃると思います。

 

こちらのページでは、日本補完代替医療学会が発行している

「がんの補完代替医療ガイドブック」にも載っている

『鍼灸(しんきゅう)』による補完医療について解説していきます。

鍼灸によるがん補完代替療法1

鍼灸(しんきゅう)の目的と効果

鍼灸の鍼は針治療で、ハリを体に接触させたり、

刺したりする治療です。

灸は、お灸をすえるのおきゅうで、もぐさを

体のうえで燃焼させる治療法であり、

ともに経穴(ツボ)を使った治療法として

2000年以上の歴史があり、鍼灸院にて

治療を受けることができます。

 

経穴(ツボ)は、経絡上に位置し、その数は

WHO(世界保健機構)により361穴と定まっています。

その多くは、筋肉の間、関節や骨のくぼんだ所、

動脈の拍動部や分岐部、神経線維や血管が密集

している所などに存在しています。

 

鍼灸のがん治療における目的は、

1.痛みや息切れなど身体症状の改善

2.心理的・精神的な苦痛の軽減

3.QOL(生活の質)の向上

4.抗がん剤の副作用である吐き気や嘔吐の軽減

5.手術後の腸閉塞の予防

6.乳がん治療の副作用である顔面紅潮、のぼせの改善

などであり、

漢方やアロマテラピー同様、直接がん細胞を

攻撃するものではありません。

 

実際、各国における臨床試験でも、上記目的に関しては

良い結果がでているので、通常医療に取り入れられる

日が来るかもしれません。

即効性もあり、かつ持続性もあるのが鍼灸の特徴です。

鍼灸によるがん補完代替療法2

鍼灸に関する注意点

体にハリをさす時には注意すべき点があります。

1.抗がん剤治療をしていて血液を固まらせ出血を抑える

血小板の働きがにぶっていたり、少なくなっている時。

2.がんが進行して出血しやすくなっている時。

このような時には、鍼灸院の先生の指示に従いましょう。

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